AutoCAD あるある質問-作図編-

土木業界で客先常駐という名の奴隷的扱いを受けながらCADオペレーターをしています。その際よく質問をいただくので、よく問われる質問をネットにも流そうと思いブログを立ち上げました。第一弾は作図する際によく聞かれる質問集です。ではスタート。

基本はmmで書こう

モデル空間で書く図面はmmかmかどれがいいのでしょうか。結論から言うと

指定されている場合は従い、それ以外はmm(ミリ)で書きましょう。

昔からの建設業界の通例という理由もありますが、国交省の掲げるCAD製図基準ではmm単位で話が進みます。この製図基準は工事が竣工した際にゼネコン側が国交省へ提出する際に守らなければならない基準です。

施工中に書き起こした図面を提出するので当然基準に従っていないとやり直す羽目になります。時間の無駄ですし効率よく管理するためにも基本的にはmmで書きましょう。

ただし広範囲な図面ですとmで書く場合もあります。範囲の広い工事現場などですね。

CAD製図基準については国交省のサイトで入手できますので一度確認してみることをお勧めします。リンクはこちら:電子納品に関する要領・基準

拡大図、縮小図はレイアウト空間を利用しよう

ある範囲を拡大、縮小することがよくあります。

詳細図ならともかくただ単にある範囲を拡大もしくは縮小するだけなら元の作図を複製するのではなくレイアウト空間でビューを作って尺度変更しましょう。図面データのサイズ削減にもつながります。

レイアウト空間でビューを作成する時は、先にも述べた通り国交省の掲げるCAD製図基準に合わせてA1サイズの図枠、余白は20mmで作ると後戻作業が減り効率がいいのでおススメ。他にはA3サイズにするのもいいですね。適宜現場の状況に合わせてください。A3の場合は下記の寸法が半分になったパターン(420mm×297mm、余白は10mm)となります。

レイアウト空間での尺度設定

上記のようにmmでA1の図枠を書いていることが前提でお話しします。レイアウト空間で実寸の図枠を作るメリットは尺度合わせがやりやすいことです。

以下の画像を例に挙げます。例はモデル空間、実寸(mm)で作成しています。ビューポート(赤枠)をクリックすると右にあるプロパティで尺度を変更できます。標準尺度なら基本的な尺度が選択できますが、1/15のように特殊な尺度は標準尺度の下にある「カスタム尺度」で1/15と入力すれは自動的に尺度が設定されます。

線やポリラインの色はレイヤーごとに決めよう

線やポリラインごとに色や太さ、線種を変えるのは後で修正作業が来た時に面倒くさいです。基本的にレイヤーごとに色や太さ、線種を変えた方が無難です。ショートカット(LA→Enter)でレイヤー一覧が見れますのでそこで設定しましょう。一括修正したい時に便利です。

オプション設定を見直して作業しやすい環境にしよう

メニューバー→設定→オプションでオプション画面へたどり着けます。ここでは作業時の画面の表示やマウスの設定などが行えます。特に重要な項目は「表示」「開く/保存」「印刷とパブリッシュ」画面ですね。

表示タブでの設定推奨項目

標準で見やすいように設定されているのそこまで気にする必要はありません。

もしあなたがモデル空間やレイアウト空間で背景の色(黒っぽい灰色)が嫌で、紙と同じく白色にしたい場合は「色」ボタンを押して共通の背景の色を白などに変更すれば背景が白くなります。

結果背景は白になりますが、長時間図面を作図する場合は目の疲れを減らすため背景色は黒系を設定した方がいいです。

開く/保存タブでの設定推奨項目

ファイルの保存形式を選択できます。事務所内でAutoCADのバージョンが一致している場合は最新バージョンでも構いませんが異なる場合は古いバージョンに合わせる方が無難です。

外部とのやり取りでもあまり最新バージョンにしてしまうと変換作業が必要なことが多いので少しバージョンを落としている方が作業はスムーズに進みます。

その他の項目「ファイルの安全確保」の部分で自動保存のチェックはしておいた方がエラーが起きた時など強制終了した際にも後戻りが楽なのでおススメです。

印刷とパブリッシュでの設定推奨項目

外部へ提出する資料やDocuworkなどの他のソフト使って補足情報を入れたい場合はこの設定は不要です。あくまでの社内で使う資料向けの話です。

印刷スタンプを使うとどのフォルダのどの図面を印刷したのか履歴が残るので資料整理に役立つ項目なので必要な方は設定しておきましょう。印刷時に自動で挿入されます。

以上で作図のあるある話は一旦終了します。思い出したら追記します。

あなたも設定や操作方法を見直して快適なAutoCADライフを送りましょう♪

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土木業界で10年以上CADオペをしています。最近は3Dに興味があるのでBlenaderも学習中です。死ぬまで勉強の人生と考えております。